発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003226054
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不安定型大腿骨転子部骨折に髄内釘型ロッキングネールである\-nailを使用して術後早期荷重を試み,\-nailによる過度なtelescopingの抑制効果をX線計測(脚短縮と内方偏位)からcompression hip screw(CHS)法と比較検討した.術後1ヵ月時の平均値は,CHS群では不安定型における内方偏位24.7%,脚短縮15.6mmであった.\-nail群では内方偏位0.9%,脚短縮6.4mmであり,過度なtelescopingが有意に抑制されていた.以上より,\-nailは大腿骨転子部骨折の不安定型に対しても安定型同様に早期荷重歩行を可能にすると考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003