発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004301348
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32歳男.約3ヵ月前から右肩の挙上制限を生じ,徐々に右肩の疼痛と腫脹を認めた.単純X線像では右上腕骨頭から近位1/2にかけて骨皮質は非薄化し,スキャロッピング像を呈していた.MRIでは上腕骨近位部にT1調画像で低信号,T2強調画像でまだら状の高信号を示し,ガドリニウムで辺縁が一部造影された.軟部組織では三角筋下にT1強調画像で等信号,T2強調画像で高信号,ガドリニウムで造影される腫瘤を認めた.骨シンチグラムでは上腕骨頭から骨幹端部に異常集積像を示した.タリウムシンチグラムでは軟部腫瘤を中心に早期像,後期像共に強い集積像を示した
©Nankodo Co., Ltd., 2004