発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002226932
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過去10年の65歳以上の大腿骨頸部骨折の骨折型,年齢を経年的に比較検討した.1989~90年の総数は96例,平均年齢は80.1歳で,外側型55例,安定型49例,不安定型6例,内側型41例であった.94~95年は総数107例,平均年齢80.8歳,外側型68例,安定型53例,不安定型15例,内側型39例であった.1999~2000年では総数119例,平均年齢81.8歳,外側型73例,安定型40例,不安定型33例,内側型46例であった.総数に若干の経年的増加を認めたが,有意差は認めず,外側型と内側型の骨折型の比率に大きな変化はなく,平均年齢も有意差を認めなかった.しかし,外側型のうち,不安定型骨折は,経年的に増加しており,統計学的に有意差を認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2002