発行日 2001年8月1日
Published Date 2001/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2002032596
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46歳女.10歳頃にHajdu-Cheney症候群と診断され,骨粗鬆症の進行予防の為ビタミンD3とカルシトニンにより経過観察を行っていた.誘因なく右手関節痛と中環小指進展障害が出現した為受診した.画像所見などより,手関節部での遠位橈尺関節背側脱臼による伸筋腱皮下断裂と診断して手術を施行した.術後3週間,ギプスシーネ固定を行った後,リハビリテーションを開始した.術後10ヵ月で遠位橈尺関節の骨融合が得られ抜釘を行った.手指及び手関節の運動制限もなく,経過は良好である
©Nankodo Co., Ltd., 2001