発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2001244372
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Perthes病様変化を伴う遺残亜脱臼でSalter骨盤骨切り術を施行した症例の内,最終調査時に14歳以上に達していた23例23関節についての術後長期成績を調査した.大腿骨頭は追跡調査時,47.8%がほぼ正円に修復されていた.最終調査時にSeverin分類グループ1,2に属していた症例は56.5%で,これは骨頭修復が良好になされた症例と強い相関があった.Salter骨盤骨切り術は限界があるが,骨頭変形を最小限に食い止め,骨頭の呼び込み後果を発揮して求心性を期待できる手術方法の一つであると思われた
©Nankodo Co., Ltd., 2001