TNM分類第8版を読み解く
婦人科腫瘍
山田 恭輔
1
1東京慈恵会医科大学 産婦人科
キーワード:
子宮頸部腫瘍
,
子宮内膜腫瘍
,
生殖器腫瘍-女性
,
卵巣腫瘍
,
TNM分類
Keyword:
Uterine Cervical Neoplasms
,
Genital Neoplasms, Female
,
Ovarian Neoplasms
,
Neoplasm Staging
,
Endometrial Neoplasms
pp.658-663
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017268613
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日本産科婦人科学会では,婦人科悪性腫瘍の臨床的な国際比較を可能にするために,国際産婦人科連合(International Federation of Gynecology and Obstetrics:FIGO)による進行期分類とTNM分類を翻訳し採用してきた.しかし,これまでのTNM分類第7版は国際対がん連合(Union for International Cancer Control:UICC)により2009年に改訂されたものであるため,現行のFIGO進行期分類には対応していなかった.卵巣癌についてはFIGOでは従来の進行期にかわって,卵巣癌・卵管癌・腹膜癌のカテゴリーとして新しい進行期を提示した.2017年になって,FIGO手術進行期分類(2014)に対応するTNM分類として第8版が適用された.
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