外科医が知っておくべき最新の集中治療管理
術後急性期の循環器診療
中野 宏己
1
,
永井 利幸
1国立循環器病研究センター 心臓血管内科
キーワード:
Adrenergic Beta-Antagonists
,
術後合併症
,
心不全
,
不整脈
,
心筋虚血
,
周術期管理
Keyword:
Adrenergic beta-Antagonists
,
Arrhythmias, Cardiac
,
Heart Failure
,
Postoperative Complications
,
Myocardial Ischemia
,
Perioperative Care
pp.1-6
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017066284
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非心臓病手術の周術期管理においては,適切な術前循環器リスク評価とそれらに基づく合併症予防を講じることがきわめて重要であるものの,少なからず発生する術後循環器合併症に対しては,迅速に診断し対応することが求められる.したがって,高リスク患者においては心電図,肺動脈カテーテルなどを駆使したモニタリングおよび循環管理を行いながら,緊急性の高い急性冠症候群,急性心不全および不整脈に対しては,適切な系統的アプローチと循環器内科医へのコンサルトが肝要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2017