外科医が知っておくべき最新の集中治療管理
最近の呼吸管理
川前 金幸
1
1山形大学 麻酔科
キーワード:
呼吸窮迫症候群-急性
,
呼吸不全
,
酸素吸入療法
,
術後合併症
,
陽圧呼吸
,
理学療法
,
呼吸管理
,
非侵襲的陽圧呼吸
,
インタラクティブ換気補助
,
Proportional Assist Ventilation
,
カニューレ
Keyword:
Cannula
,
Oxygen Inhalation Therapy
,
Positive-Pressure Respiration
,
Postoperative Complications
,
Respiratory Insufficiency
,
Respiratory Distress Syndrome, Adult
,
Respiratory Therapy
,
Physical Therapy Modalities
,
Interactive Ventilatory Support
,
Interactive Ventilatory Support
pp.7-13
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2017066285
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近年,呼吸管理の手法として酸素療法でのオープンマスク,鼻カニューレから高流量酸素療法が普及しつつある.また,非侵襲的人工呼吸(NIV)のエビデンスが確立されてきた.さらに,2012年急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の新たな定義が提唱されて以来,肺保護を視点とした人工呼吸が予後を改善してきている.腹臥位療法,筋弛緩薬,経肺圧とdriving pressureの制御,自発呼吸下では神経調節補助換気(NAVA)と比例補助換気(PAV),さらにV-V ECMO,呼吸理学療法,鎮痛鎮静など,病態に合わせた総合的な呼吸管理が求められている.
©Nankodo Co., Ltd., 2017