臨床経験
悪性大腸狭窄に対するステント留置における大腸閉塞スコア(CROSS)の有用性
蒲田 亮介
1
,
石井 要
,
能登 正浩
,
竹田 利弥
,
谷 卓
,
八木 雅夫
1公立松任石川中央病院 外科
キーワード:
病的狭窄
,
金属
,
大腸疾患
,
ステント
,
重症度指標
,
後向き研究
,
治療成績
Keyword:
Constriction, Pathologic
,
Metals
,
Retrospective Studies
,
Severity of Illness Index
,
Stents
,
Treatment Outcome
pp.75-77
発行日 2016年1月1日
Published Date 2016/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016136593
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悪性大腸狭窄に対して金属ステントを留置した6例を対象にCROSSを用いて評価を行い、その有用性について検討した。その結果、ステント留置後は全例でCROSSの改善を認めた。術前留置例の2例は腸閉塞が再燃することなく手術が可能であり、姑息的留置例の4例ではCROSSが悪化することなく経過良好であった。以上の結果から、CROSSは悪性大腸狭窄に対する大腸ステント留置例の評価に有用であると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2016