乳癌に対するoncoplastic surgery その他
再建後の乳癌再発の問題
松本 広志
1
,
斉藤 喬
,
濱畑 淳盛
1埼玉県立がんセンター
キーワード:
危険因子
,
術後期
,
腫瘍再発
,
乳房形成術
,
乳房腫瘍
,
アジュバント化学療法
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Risk Factors
,
Postoperative Period
,
Mammaplasty
,
Chemotherapy, Adjuvant
pp.1006-1009
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015000795
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乳房再建後の局所再発は,癌の予後はもとより,整容性を求めて作製した再建乳房の存続にかかわる大きな問題である.近年増加しつつある再建手術が乳癌患者に貢献するためには,oncologic safetyの維持が重要である.乳房再建は再発リスク増加の直接的な原因ではないが,治療の方針決定や内容に影響を与える可能性がある.その一面を理解し,乳腺外科医は形成外科医と緊密なコミュニケーションをとって,個々の患者に対してより安全性の高い再建を施行しなくてはならない.また,安全性に関する十分な評価と検討が,今後継続して行われることが必要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014