超高齢者に対する外科治療の問題点
人口動態に基づいた日本医療の未来予測 高齢多死社会の到来
湯地 晃一郎
1
,
井元 清哉
,
山口 類
,
宮野 悟
,
上 昌広
,
今井 浩三
1東京大学 医科学研究所
キーワード:
医師
,
外科学
,
死亡率
,
ヘルスマンパワー
,
予測
,
高齢化社会
Keyword:
Forecasting
,
Health Manpower
,
Mortality
,
Physicians
,
General Surgery
pp.457-463
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014162861
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日本医療の将来像を人口動態に基づき検討した.2010年に比べ2035年の総人口数が12%減少する一方,総死亡者数は42%,75歳以上死亡者数は88%増加し,「高齢多死社会」が到来する.75歳未満総医師数は37%増加するが,高齢・女性医師の増加寄与分が大きく,外科医師数は22%,60歳未満男性外科医師数は6%の増加にとどまる.外科医不足継続が懸念される.需給予測データに基づいた議論と制度設計が急務である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014