発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013373076
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33歳女性。右季肋部痛を主訴に近医を受診、胆石症と診断され、その後も症状が続いたため、著者らの施設へ受診となった。画像所見では胆嚢壁は肥厚し、内腔は1cm大の結石で充満し、胆嚢内は結石による陰影欠損が認められたが、総胆管石は認められなかった。以上より、本症例は胆石症と診断され、腹腔鏡下胆嚢摘出術が施行された。その結果、摘出した胆嚢は内腔に径9mmの結石が11個確認されたが、ポリープや悪性所見は認められなかった。尚、術後経過は良好で、右季肋部痛は完全に消失し、再発も認められていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2013