各種デバイスを応用した私の手術-使用法と工夫
消化管吻合における自動縫合器・吻合器の使用法と工夫
勝野 剛太郎
1
,
福永 正氣
,
永仮 邦彦
,
吉川 征一郎
,
平崎 憲範
,
東 大輔
1順天堂大学医学部附属浦安病院 外科
キーワード:
S状結腸疾患
,
開腹術
,
外科用ステープラー
,
直腸疾患
,
腹腔鏡法
,
外科的ステープリング
,
結腸疾患
,
結腸直腸吻合術
Keyword:
Colonic Diseases
,
Laparotomy
,
Laparoscopy
,
Surgical Staplers
,
Sigmoid Diseases
,
Rectal Diseases
,
Surgical Stapling
pp.918-926
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013335159
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消化管の術後縫合不全は致命的な合併症に進展する場合があり,これを回避することは消化器外科医にとってきわめて重要なテーマである.器械吻合を選択する場合,自動縫合器・吻合器の特性を熟知した正しい選択と操作,吻合部の緊張の低減,的確な血流の確保,部位・状況に応じた適切な吻合法の選択が重要である.最近の主な自動縫合器・吻合器の特徴と,下部消化管吻合でもっとも繁用される機能的端々吻合(functional end to end anastomosis)およびdouble stapling techniqueを中心に,より安全に器械吻合を行ううえで知っておくべきポイントを概説した.
©Nankodo Co., Ltd., 2013