外科医が知っておくべき緩和ケア
外科医が知っておくべき緩和ケアの技術
橋爪 隆弘
1
1はしづめクリニック
キーワード:
Acetaminophen
,
Morphine
,
医師
,
緩和ケア
,
外科手術
,
言語行動
,
呼吸困難
,
骨腫瘍
,
アルゴリズム
,
癌性疼痛
,
Pregabalin
Keyword:
Pregabalin
,
Acetaminophen
,
Algorithms
,
Cancer Pain
,
Bone Neoplasms
,
Dyspnea
,
Morphine
,
Palliative Care
,
Physicians
,
Surgical Procedures, Operative
,
Verbal Behavior
pp.384-388
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013197254
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癌治療を担う外科医には,基本的な緩和ケアの知識が必要である.本稿では,コミュニケーション技術,骨転移などの疼痛治療の方法,呼吸困難の緩和について述べた.SPIKESはわるい知らせを伝えるコミュニケーション技術であり,外科医が手術の技術を求められるのと同じように,癌治療を担う外科医には必須である.骨転移は再発形式で多くみられる病状で,症状の発現を遅らせることが重要である.肺転移などによる呼吸困難は症状緩和がむずかしいと思われているが,系統的に診断することにより症状の緩和が図れる病態である.外科医に求められるのは,チーム医療と患者の意思決定に沿って医療の面から支える姿勢である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013