外科医が知っておくべき緩和ケア
知っておきたい緩和医療における医療ソーシャルワーカーの役割
橘 直子
1
,
田村 里子
1山口赤十字病院 医療社会事業部地域医療推進課
キーワード:
緩和ケア
,
食道腫瘍
,
人工肛門造設術
,
チーム医療
,
末期患者
,
在宅医療
,
医療ソーシャルワーカー
,
経皮経食道胃管挿入術
Keyword:
Esophageal Neoplasms
,
Palliative Care
,
Patient Care Team
,
Terminally Ill
pp.379-383
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013197253
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「がん患者を含む国民が,がんを知り,がんと向き合い,がんに負けることのない社会」をめざす(2012年6月『がん対策推進基本計画』趣旨より)ために,「診断時からの緩和ケア」の必要性は周知のところである.癌患者やその家族・重要他者への全人的ケアの提供には,医療モデルにとどまらない生活モデルの視点が不可欠となる.療養生活を支える医療ソーシャルワーカー(MSW)が寄与できることは多岐にわたる.癌になっても"その人らしい暮らし"の保障の可能性について,MSWの立場から述べる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013