吻合法 70年の変遷から学ぶこと
膵臓手術 膵嚢胞手術、膵管空腸側々吻合術
平田 公一
1
,
木村 康利
,
信岡 隆幸
,
水口 徹
,
山口 浩司
,
大村 東生
,
古畑 智久
1札幌医科大学 第一外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
外科用ステープラー
,
膵空腸吻合術
,
膵嚢胞
,
縫合糸
Keyword:
Medical Illustration
,
Pancreatic Cyst
,
Pancreaticojejunostomy
,
Surgical Staplers
,
Sutures
pp.85-90
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008119502
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膵臓との吻合を論ずる対象となりうる場合とは、膵切除後の再建の場合を除くと膵仮性嚢胞に対する内ドレナージ術、そして慢性膵炎における膵管拡張(膵石の有無を問わない)に対する内ドレナージ術における消化管との吻合があげられる。前者については、器械吻合あるいは鏡視下手術が適用されつつあり、近い将来、これらの手法が標準手術として位置づけられていく可能性が高い。後者については、新たな吻合法の提案はなく、従来法に工夫を加えてより確実な手技とすべきことへの提案が繰り返されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008