リウマチ治療の新時代 治療薬を使いこなす
内科医が知っておくべき関節リウマチの実地診療 NSAIDsはいつ、どのように使用すべきか?
高木 賢治
1
,
川合 眞一
1東邦大学医療センター大森病院 膠原病科
キーワード:
関節リウマチ
,
危険因子
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
分類
,
Cyclooxygenase Inhibitors
,
Cyclooxygenase 2
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Classification
,
Risk Factors
,
Cyclooxygenase Inhibitors
,
Cyclooxygenase 2
pp.595-597
発行日 2007年4月1日
Published Date 2007/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007195237
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非ステロイド抗炎症薬(non-steroidal anti-inflammatory drugs:NSAIDs)は、RA治療において現在のところ補助的な薬物と考えられているが、実際には疼痛コントロールのために使用することが少なくない。選択的COX-2阻害薬は消化器系の副作用の少ないNSAIDsと期待されたが、心血管系の副作用が注目されるようになり、臨床的意義は少なくなったといえる。NSAIDsの使い方として一定の決まりはないが、リスクファクターを極力避け、漫然と投与しないという原則がもっとも重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007