発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006093109
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わが国で開発された自律神経温存術においては拡大郭清に遜色ない成績が示され,現在では直腸癌に対する標準術式として位置づけられている.しかし,排尿や性機能障害については完全に回避できるものではなく,根治性を低下させることなしに今後その適応をどのように絞り込んでいくかなどの問題がある.ここでは,直腸癌に対する自律神経全温存術のこれまでの成績について述べるとともに,その問題点について言及した
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