発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006012462
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妊娠中の外科手術は決してまれなものではない.妊娠時は,母体が非妊娠時とは異なる生理的状態にあることを知り,とくに循環血漿量増加,凝固亢進状態であることや増大した子宮による仰臥位低血圧症候群の発生に注意し,必要な前投薬のもと,麻酔・手術を行うことが大切である.また,そのさいには常に胎児への影響を念頭に置き,妊娠の維持あるいは胎児への悪影響を及ぼす子宮収縮,子宮血流減少などを避ける処置が必要である.産科医師との連携が欠かせない
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