特集 こんなときどうする?他科とのコミュニケーションガイド
(第3章)消化器内科・消化器外科 急性虫垂炎
畑 啓昭
1
1国立病院機構京都医療センター 外科・感染制御部
キーワード:
開腹術
,
MRI
,
術後管理
,
超音波診断
,
虫垂炎
,
虫垂切除
,
妊娠合併症
,
発生率
,
腹腔鏡法
,
評価基準
,
腹部CT
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Laparotomy
,
Appendectomy
,
Appendicitis
,
Incidence
,
Laparoscopy
,
Postoperative Care
,
Pregnancy Complications
pp.180-185
発行日 2022年3月25日
Published Date 2022/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2022140451
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
<産婦人科医におさえてほしいポイント>・腹痛、発熱、悪心、嘔吐、全身倦怠感など、関連する症状があれば、除外されるまでは虫垂炎を鑑別疾患から外さない。・AlvaradoスコアやAIRスコアでリスクが低ければ除外が可能である(図2)。・虫垂炎の可能性が残る場合には、腹部超音波検査→MRI検査→CT検査の順に進めていく。・虫垂が穿孔した場合の胎児へのリスクが大きいため、早急な手術が必要である。保存的治療は推奨されない。・近年は妊娠中の女性に対しても腹腔鏡下虫垂切除が推奨されている。
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.