発行日 2005年9月1日
Published Date 2005/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005268583
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重症急性膵炎の治療成績は,近年,向上してはいるもののなお不良である.1996年日本腹部救急医学会がガイドライン作成の対象疾患として急性膵炎を選択し,2003年7月に同学会とともに日本膵臓学会,厚生労働省特定疾患対策事業難治性膵疾患に関する調査研究班とともにガイドラインを公表した.当ガイドラインにおいて特筆できることは,「エビデンスに基づいて推奨を示したこと,重症度分類を指定しその判定を要するとしたこと,重症度が一定条件以上にある場合には専門系医療施設へ搬送すべきこと」などを提案している点にある
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