特集 血液・腫瘍疾患、急ぐべきときは「今」-oncologic emergencyを知ろう
血液・腫瘍疾患治療中の症状とその対応 膵炎
箕輪 圭
1
,
鈴木 光幸
,
清水 俊明
1順天堂大学 医学部小児科
キーワード:
Asparaginase
,
経腸栄養
,
危険因子
,
再発
,
膵炎
,
輸液療法
,
重症度指標
,
造血器腫瘍
,
予防的抗菌剤投与
,
疼痛管理
Keyword:
Antibiotic Prophylaxis
,
Hematologic Neoplasms
,
Enteral Nutrition
,
Severity of Illness Index
,
Pancreatitis
,
Risk Factors
,
Recurrence
,
Asparaginase
,
Pain Management
pp.857-862
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022248125
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▼アスパラギナーゼ治療中の患者に腹痛を認めた場合、「急性膵炎を疑うこと」が重要である。▼膵炎を疑った場合には絶飲食のうえ、輸液を開始し、バイタルサインのモニタリングを開始する。▼急性膵炎と診断したら早期に重症度判定を行い、その後も経時的に重症度評価を継続する。▼治療の基本は十分な外液輸液と疼痛管理であり、症例により抗菌薬の予防投与を考慮する。
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