発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005116546
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近年の大腸癌化学療法の進歩は目覚ましく,1957年の5-fluorouracil(5-FU)誕生に始まり,1990年代は5-FU/leucovorin(LV)がゴールドスタンダードとしての地位を確立した.その後irinotecan(CPT-11),oxaliplatinがこれに加わり,MSTも20ヵ月に迫るレベルまで向上してきた.最近では分子標的製剤を用いることでさらなる進歩をみせている.本稿では,欧米を中心にすすむ大腸癌化学療法の進歩と本邦でのわれわれの取り組みを併せて紹介する
©Nankodo Co., Ltd., 2005