発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005116544
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消化管悪性リンパ腫は,病理組織学的にB細胞性非Hodgkinリンパ腫が多い.胃を原発とする場合が多く,その代表的疾患が粘膜関連リンパ組織(MALT)リンパ腫である.MALTリンパ腫の限局期では,Helicobacter pyloriの除菌療法が第一選択の治療といえる.その他のリンパ腫の治療方針は,病理組織学的悪性度および臨床病期によって異なる.限局期消化管悪性リンパ腫に対して,欧米では放射線療法を含む非外科的治療が主流であり本邦でも検討されている.一方進行期消化管リンパ腫では化学療法が治療の中心となる
©Nankodo Co., Ltd., 2005