発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005116543
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進行胃癌に対する化学療法に関しては,古くから5-FUをkey drugとした併用療法がヨーロッパを中心に行われてきた.しかし,ある程度の効果は認めるものの,十分満足できる臨床成績は得られていなかった.ここ数年でCPT-11,タキサン,TS-1などの薬剤が続々と胃癌に適応となり,日本でも多くの臨床試験が進行中で,高い奏効率が報告され始めた.一方で,補助化学療法の是非については今まで明確な回答はないが,TS-1単独療法をはじめ,現在進行中の臨床試験により将来その有用性が明らかになっていくであろう
©Nankodo Co., Ltd., 2005