発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005097565
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医療におけるリスクは患者側と医療側の両者に存在するものであり,医療事故予防を中心とする患者安全管理と医療事故発生時の危機管理の両面が存在する.外科手術では,術前のインフォームド・コンセントがもっとも重要であるが,術中・術後の安全管理についても細部にわたる配慮が必要である.さらに,医療事故が起った場合の具体的行動指針について十分理解しておくとともに医事紛争防止についても細心の配慮が必要である.このようなすべての過程において,医療側と患者側が情報を共有し,お互いの信頼感を維持することが何よりも重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005