発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005060594
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
外科医が手術するか否か,治療方針を左右するもっとも重要な根拠は病理学的診断である.それゆえ,一般診療における医師の守備範囲として,各種生検法に習熟する必要がある.とくに,適切な方法を選択し正しい手技を身に付けなければ病理診断に耐えうる十分な標本を得ることができず,「診断の確定」という最終目的にいたらないこともある.乳腺領域では,より確実な組織の採取法として,画像ガイド下の組織吸引術(マントモーム生検)のようなものも出現した.今回はさまざまな外科的生検法の適応,手法,成績についてまとめて概説する
©Nankodo Co., Ltd., 2005