発行日 2004年7月1日
Published Date 2004/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004309298
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潰瘍性大腸炎に合併した回腸嚢炎の発生頻度は20%前後で,臨床症状(下痢,発熱など),内視鏡所見(細顆粒状変化,潰瘍など),生検組織所見(炎症細胞浸潤)の3者がそろって本症と診断する.通常は急性炎症(acute pouchitis)であるが,再発をくりかえすchronic pouchitisも存在する.本症にはmetronidazoleが第一選択で80%の症例で有効であり,外科的治療の必要な症例は少ない
©Nankodo Co., Ltd., 2004