発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004194092
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食道癌根治手術後の再発においては,切除可能症例に対して積極的に手術を行い良好な結果を得ている.手術不能であり,かつ放射線治療可能症例に対しては化学放射線治療を実施しており,遠隔転移に対しては化学療法を選択している.又,初回に保存的治療が選択された症例における局所再発は,積極的に切除を行い良好な結果を得ており,切除不能症例に対しては化学療法或いはQOLの面からステント挿入を選択している.一方,食道癌ガイドラインに記載があるようにコンセンサスが得られていない領域であり,テーラーメイド治療が最も必要とされる治療分野の一つが食道癌に対する再発治療であると考えられる
©Nankodo Co., Ltd., 2004