発行日 2003年6月1日
Published Date 2003/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003304830
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完全大血管転位のJatene手術(145例),総肺静脈還流異常根治術(74例)および大動脈縮作・離断複合一期的根治術(74例)の術後15年生存率はそれぞれ93%,86%,89%であった.術後続発症としてJatene手術では肺動脈狭窄の頻度が高く,術後再手術回避率は67%と不良であったが,術式の改良により最近10年では96%に改善した.総肺静脈還流異常術後の肺静脈狭窄は7例にみられ予後不良であった.大動脈縮窄・離断複合一期的根治術後には再建大動脈の再狭窄が10例にみられたが,経皮的バルーン血管形成術により改善した
©Nankodo Co., Ltd., 2003