発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003197822
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過去22年間に切除された膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMT)のうち,組織学的診断が粘液細胞形成であった症例を除く52例を対象とした.腫瘍の局在別頻度は,主膵管型88.9%,混合型77.8%,分枝型20.6%であった.分枝型34例において腫瘍の大きさ別では,3.0cm以上になると癌の可能性が高い傾向があった.癌浸潤が微小で膵内に限局し,リンパ行性或いは血行性転移のみられない微小浸潤癌の予後は非浸潤癌と同等に良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003