発行日 2002年8月1日
Published Date 2002/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003026446
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現在,総胆管嚢腫の治療には,初回治療と長期合併症の治療という二つの面がある.初回治療時に,肝門部で広く吻合口を確保し狭窄を残さないことが術後合併症を避けるうえで最も重要である.長期合併症は10年以上経過してから発症することも多く,長期にわたる経過観察が必要である.MRCPが診断上大きな位置を占めるようになっているが,治療上は直接胆道造影も欠かせない.又,鏡視下手術による長期成績の評価は未決である
©Nankodo Co., Ltd., 2002