発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002178053
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難治癌の1つである膵癌の治療成績向上のためには,新しい視点から治療法を開発することが必要であり,遺伝子治療は魅力的なオプションである.膵癌の分子生物学的特徴に着目した遺伝子治療が研究されており,実験室レベルでは成果が報告されているが,臨床の場で有効性が認められた治療法はない.遺伝子治療を行うためには,基礎実験レベルでベクターや導入する遺伝子及び投与方法を十分検討する必要がある.将来の膵癌治療において遺伝子治療の役割が期待されるが,その前に安全性,有効性の評価が必須である
©Nankodo Co., Ltd., 2001
