発行日 2001年12月1日
Published Date 2001/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002167609
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ヒト上皮増殖因子やヒトインターロイキン2のcDNAとヒトRNaseのcDNAを結合させた組み換え遺伝子を発現ベクターに挿入し,大腸菌で融合タンパクを遺伝子工学的に産生して,第2世代遺伝子組み換え医薬品として開発する研究を紹介した.この融合タンパクは濃度依存的かつ細胞あたりに発現している増殖因子受容体数に依存した殺細胞効果を示した.以上の成績は,異なる2種類のヒト生理活性物質の融合タンパクによりミサイル療法が可能であることを示しており,今後ミサイル療法がブレイクスルーする可能性を示唆している
©Nankodo Co., Ltd., 2001