発行日 2001年11月1日
Published Date 2001/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002087246
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67歳男.高脂血症で内服治療中であり,高血圧,糖尿病を指摘され食事療法を受けている.右季肋部痛を自覚し,精査治療目的で入院した.腹部単純X線検査で右上腹部に鏡面像を認めた.腹部超音波検査で胆嚢内に音響陰影を伴う局エコー像を認め,胆嚢内に多重反射像を認めた.腹部CT検査で胆嚢内にガス像を認めた.又,肝内胆管にガス像を認めた.抗生物質投与したが改善を認めず,入院後6日目にPTGBDを施行した.胆汁培養検査は陰性であった.PTGBDで炎症反応は改善し,PTGBD後22日目に開腹胆嚢摘出術を施行した.開腹すると胆嚢は炎症が高度で周囲組織と癒着を認め,胆嚢摘出術を施行した.術後,合併症は認められなかった
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