発行日 2001年6月1日
Published Date 2001/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002005916
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気道ステントは切除不能悪性腫瘍による気道狭窄をきたした患者に対し,呼吸困難・窒息死という最も受け入れがたい苦痛を除去するための気道確保手段である.したがってこれが効を奏した場合の患者のQOL向上にはめざましいものがある.一方,挿入に際しては一時的に強い換気障害を伴う場合もあり,施行の際には十分な注意を要すると共に,起こり得る合併症をよく認識しこれが発生した際には迅速に対処する準備が求められる.現在本邦で用いられている各種気道ステントの特徴と問題点を述べた
©Nankodo Co., Ltd., 2001