発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2001199408
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Tufts大学医学部St.Elizabeth医療センターにおいて,下肢血管閉塞症患者に対する,血管内皮増殖因子(VEGF)の遺伝子を用いた血管新生療法が1995年に開始され,更に1997年末,下肢閉塞性動脈硬化症の成功を受けて,虚血性心疾患患者のVEGF遺伝子治療が承認され,現在まで約60例が行われた.その効果は今まで治療が不可能であった例に画期的な血行の改善をもたらした.VEGF遺伝子治療の概念と,虚血性心疾患に対するVEGF遺伝子治療の実際について述べた
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