発行日 2011年6月1日
Published Date 2011/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2011288487
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67歳男性。クモ膜下出血で入院し、術前CTで腎動脈下腹部に最大短径60mmの腹部大動脈瘤(AAA)および著明な動脈硬化性変化を認め、更に胸部下行に最大短径73mmの壁在血栓を伴った胸部下行大動脈瘤(DTAA)が認められた。そのため、AAA人工血管置換術を施行し、術後60日目には脊髄液ドレナージチューブ挿入下にステントグラフト内挿術が行われた。その結果、術後は経過良好で、DTAAは完全な血栓化を確認することができ、合併症もなく術後10日目に退院となった。
©Nankodo Co., Ltd., 2011