養成施設卒業研究誌上コンペ
透析患者の誤嚥性肺炎の予防を目的とした研究
木村 昌功
1
,
佐々木 一真
1桐蔭横浜大学 医用工学部臨床工学科
キーワード:
嚥下
,
音響
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
炭酸飲料
,
粘性
,
肺炎-嚥下性
,
水
,
ウェーブレット解析
,
センサー
Keyword:
Carbonated Beverages
,
Deglutition
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Pneumonia, Aspiration
,
Sound
,
Viscosity
,
Wavelet Analysis
,
Water
pp.690-691
発行日 2014年6月25日
Published Date 2014/6/25
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- 文献概要
透析患者における誤嚥性肺炎の予防について検討した。100mLの水にとろみ調整剤を1~10gの範囲で1gずつ添加することで粘度を変化させた試料を準備し、B型粘度計を用いて試料の粘度を測定した。この試料5mLを20歳代の被験者7例を対象とし、各5回ずつ嚥下させた。また、炭酸飲料を同様に嚥下させた。飲食物の粘度がある一定以上になると、それ以降は嚥下機能に与える影響が変わらないことが示された。炭酸飲料嚥下時には水を嚥下したときと比べて、第II音が第I音に近付く様子がはっきりみられ、発泡性刺激による嚥下誘発効果を認めた。
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