特集 エンドソームの多彩な機能:細胞内分子輸送の新ルートマップ公開
ファゴソームの形成と成熟の分子機構
初沢 清隆
1
,
櫻井 千恵
1鳥取大学 医学部生命科学科分子細胞生物学講座分子生物学分野
キーワード:
Actins
,
Golgi装置
,
ファゴソーム
,
エンドソーム
,
細胞膜
,
膜融合
,
小胞体
,
食作用
,
リン酸化
,
抗原提示
,
クロスプライミング
,
SNARE Proteins
,
Synaptosomal-Associated Protein 23
Keyword:
Actins
,
Cell Membrane
,
Endoplasmic Reticulum
,
Golgi Apparatus
,
Membrane Fusion
,
Phagocytosis
,
Phagosomes
,
Phosphorylation
,
Endosomes
,
Antigen Presentation
,
Cross-Priming
,
SNARE Proteins
pp.155-160
発行日 2015年1月22日
Published Date 2015/1/22
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ファゴサイトーシスは,細胞外の比較的大きな“モノ”を取り込む反応である.取り込みによって形成されるファゴソームは,殺菌,分解,代謝,そして抗原提示のプラットフォームとして機能する.ファゴソームの形成とその成熟過程は,細胞内オルガネラからの膜輸送を伴い,進行する.本稿では,これらの過程の分子機構について概説するとともに,最近明らかになったファゴソームとリサイクリングエンドソームや小胞体- ゴルジ体中間区画(ERGIC)とのクロストークについて紹介する.
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