特集 テイルアンカー型タンパク質の細胞内輸送と膜挿入機構:現代生物学に残された謎の一つがいま解かれる
オートファゴソームSNAREの特殊な局在機構
板倉 英祐
1
,
水島 昇
1イギリス
1MRC Laboratory of Molecular Biology
キーワード:
自食作用
,
リソソーム
,
エンドソーム
,
細胞膜
,
膜融合
,
小胞体
,
アミノ酸モチーフ
,
SNARE Proteins
,
Qa-SNARE Proteins
,
オートファゴソーム
Keyword:
Autophagosomes
,
Autophagy
,
Cell Membrane
,
Endoplasmic Reticulum
,
Lysosomes
,
Membrane Fusion
,
Endosomes
,
Amino Acid Motifs
,
Qa-SNARE Proteins
,
SNARE Proteins
pp.863-867
発行日 2013年7月22日
Published Date 2013/7/22
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テイルアンカータンパク質の約10%を占めるSNAREタンパク質は,細胞内で起こる様々な膜融合を仲介する.2つの膜に配置されたSNAREタンパク質が4つのSNAREドメインからなる束を形成することにより,双方の膜の融合が引き起こされる.そのためSNAREタンパク質が正しく膜に局在することが特異的な膜融合を行うために重要である.最近,筆者らはオートファゴソーム膜に存在するSNAREタンパク質としてStx17(Syntaxin17)を同定した.このユニークなテイルアンカータンパク質のオートファゴソーム局在機構について概説する.
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