特集 長鎖ノンコーディングRNA:遺伝子発現制御メカニズム別・機能リファレンス
【メカニズム5 mRNAとIncRNAの狭間】 リボソームプロファイリング時代のRNAノンコーディング性の評価
北野 翔平
1
,
福田 牧葉
,
相澤 康則
1東京工業大学バイオ研究基盤支援総合センター
キーワード:
リボソーム
,
mRNA
,
質量分析
,
オープンリーディングフレーム
,
K562細胞
,
非翻訳RNA
,
siRNA
,
トランスクリプトーム
,
長鎖非翻訳RNA
,
Steroid Receptor RNA Activator
,
PTP4A1 Protein
Keyword:
Mass Spectrometry
,
Ribosomes
,
RNA, Messenger
,
Open Reading Frames
,
K562 Cells
,
RNA, Small Interfering
,
RNA, Untranslated
,
Transcriptome
,
RNA, Long Noncoding
,
Steroid Receptor RNA Activator
,
PTP4A1 Protein, Human
pp.43-47
発行日 2014年12月22日
Published Date 2014/12/22
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RNAのコーディング性をめぐる議論はいまだに冷めていない.本稿では,コーディングとノンコーディングの境界線を考察するため,ノンコーディング RNA( ncRNA)遺伝子とタンパク質遺伝子の両面を持つ SRA遺伝子の研究からはじめ,トランスクリプトーム解析によって明らかになった多くの哺乳類 ncRNA候補に対するノンコーディング性を評価する方法論を概説する.特に近年,カリフォルニア大の Nicholas Ingoliaによって開発されたリボソームプロファイリング法( RP法)を中心に紹介し, RP法を通して見える RNAのコーディング性を概観する.
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