特集 長鎖ノンコーディングRNA:遺伝子発現制御メカニズム別・機能リファレンス
【メカニズム2 アンチセンス型IncRNA】 アンチセンス型長鎖ノンコーディングRNAの多様な機能
石井 智子
1
,
太田 邦史
1東京大学 大学院総合文化研究科広域科学専攻生命環境科学系
キーワード:
Antisense RNA
,
遺伝子発現調節
,
酵母
,
クロマチン
,
遺伝子発現調節ネットワーク
,
エピゲノミクス
,
トランスクリプトーム
,
長鎖非翻訳RNA
,
Beta-Site APP Cleaving Enzyme 1
,
Tsix Protein
,
ZEB2 Protein
,
Human ANRIL Long Non-Coding RNA
,
Human HOTAIR Long Untranslated RNA
Keyword:
Chromatin
,
Gene Expression Regulation
,
Yeasts
,
RNA, Antisense
,
Gene Regulatory Networks
,
Epigenomics
,
Transcriptome
,
RNA, Long Noncoding
,
ZEB2 Protein, Human
,
BACE1 Protein, Human
,
HOTAIR Long Untranslated RNA, Human
,
ANRIL Long Non-coding RNA, Human
pp.28-32
発行日 2014年12月22日
Published Date 2014/12/22
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網羅的なトランスクリプトーム解析により,遺伝子の裏側の産物とも言える“アンチセンスRNA”が多数転写されていることが明らかになった.その一部は“長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)”として多様な機能に関与することが明らかになりつつある.近年,アンチセンス型lncRNAが,クロマチンやエピゲノム修飾の制御,スプライシングや翻訳の制御,またRNAの安定性の制御に関わることが報告されている.アンチセンス型lncRNAの機能に関する最新の知見を紹介する.
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