特集 長鎖ノンコーディングRNA:遺伝子発現制御メカニズム別・機能リファレンス
【メカニズム1 転写制御因子に働きかけるIncRNA】 長鎖ノンコーディングRNAによる転写制御
今村 亮俊
1
1東京大学アイソトープ総合センター
キーワード:
RNA Polymerase II
,
転写因子
,
遺伝子発現調節
,
Glucocorticoid Receptors
,
転写伸長
,
長鎖非翻訳RNA
,
Growth Arrest-Specific Protein
,
Steroid Receptor RNA Activator
,
Human NEAT1 Long Non-Coding RNA
Keyword:
Gene Expression Regulation
,
RNA Polymerase II
,
Receptors, Glucocorticoid
,
Transcription Factors
,
RNA, Long Noncoding
,
Transcription Elongation, Genetic
,
Steroid Receptor RNA Activator
,
NEAT1 Long Non-coding RNA, Human
pp.24-27
発行日 2014年12月22日
Published Date 2014/12/22
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1958年に Francis Crickによって提唱されたセントラルドグマ.現在,このセントラルドグマから外れるタンパク質をコードしないノンコーディング RNA( ncRNA)の存在が明らかとなってきた.この中でも 200塩基を超える長鎖ノンコーディング RNA( lncRNA)は様々なタンパク質と相互作用し,複雑な生命現象の基盤を担うと考えられている.本稿では, lncRNAが転写因子を制御することによって引き起こされる遺伝子発現ならびに生命現象について,近年の報告を中心に解説する.
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