特集 バイオNMR:細胞内分子の真の動的構造と相互作用を明らかにする
【第3部】革新的NMR技術 核偏極分子プローブを用いた高感度NMR計測
山東 信介
1
1東京大学 大学院工学系研究科化学生命工学専攻
キーワード:
炭素同位体
,
窒素同位体
,
回転
,
磁気共鳴スペクトロスコピー
,
感度と特異度
,
分子構造
,
同位体標識
,
Pyruvic Acid
,
分子プローブ
,
磁界
Keyword:
Carbon Isotopes
,
Isotope Labeling
,
Magnetic Resonance Spectroscopy
,
Nitrogen Isotopes
,
Rotation
,
Sensitivity and Specificity
,
Molecular Probes
,
Molecular Structure
,
Pyruvic Acid
,
Magnetic Fields
pp.856-860
発行日 2014年7月22日
Published Date 2014/7/22
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細胞・生体における分子の構造変化や反応など動的な分子の活動を調べ,理解することは生命科学の大きな挑戦の1つである.分子の構造を知ることができるNMR法は,その実現に大きな可能性を持つ技術であるが,応用に際しては“感度が低い”という問題点がある.本稿では,この問題克服に向け研究が進められている“核偏極分子プローブを用いた高感度NMR計測”について,原理,手法,応用について概略を説明するとともに,その実現に残されている課題まで幅広く紹介する.
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