特集 生命システムのロバストネスとは何か?
【第1部】細胞レベルのロバストネス ロバストな試験管内・細胞内分子ネットワークの構築
関根 亮二
1
,
木賀 大介
1東京工業大学 大学院総合理工学研究科知能システム科学専攻
キーワード:
Escherichia coli
,
細菌遺伝子発現調節
,
細胞間コミュニケーション
,
生体高分子
,
理論モデル
,
コンピュータシミュレーション
,
細菌培養
,
Aliivibrio fischeri
,
Acyl-Butyrolactones
,
遺伝子発現調節ネットワーク
,
タンパク質相互作用地図
Keyword:
Biopolymers
,
Cell Communication
,
Computer Simulation
,
Escherichia coli
,
Models, Theoretical
,
Gene Expression Regulation, Bacterial
,
Aliivibrio fischeri
,
Acyl-Butyrolactones
,
Gene Regulatory Networks
,
Protein Interaction Maps
pp.26-30
発行日 2013年12月22日
Published Date 2013/12/22
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細胞の機能は生体分子を構成要素とする分子ネットワークによって達成されている.ある1つの機能を達成するための分子ネットワーク構造は複数種類あり,同じ機能を持つネットワーク構造でもそのロバストネスは異なる.ロバストな分子ネットワークは目的の機能を細胞に付与するための遺伝子ネットワークである人工遺伝子回路の設計・構築で特に求められる.本稿では,筆者らの研究グループが行った細胞に細胞種多様化の機能を付与する人工遺伝子回路の設計・構築研究の紹介,および試験管内転写制御ネットワーク設計に関する一連の研究の紹介を通じて,細胞内・試験管内でのロバストな分子ネットワークの設計について解説する.
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