特集 テイルアンカー型タンパク質の細胞内輸送と膜挿入機構:現代生物学に残された謎の一つがいま解かれる
テイルアンカー型タンパク質のミトコンドリアへの輸送・挿入機構
大寺 秀典
1
1九州大学 大学院医学研究院分子生命科学
キーワード:
タンパク質ソーティングシグナル
,
膜タンパク質
,
ミトコンドリア
,
タンパク質生合成
,
タンパク質輸送
,
多タンパク質複合体
,
ミトコンドリア膜輸送タンパク質
,
ミトコンドリア膜
,
Tob Protein
,
Tom5 Protein
,
TOM22 Protein
,
S cerevisiae Get3 Protein
Keyword:
Membrane Proteins
,
Mitochondria
,
Protein Biosynthesis
,
Protein Sorting Signals
,
Protein Transport
,
Mitochondrial Membrane Transport Proteins
,
Mitochondrial Membranes
,
Multiprotein Complexes
,
Get3 Protein, S cerevisiae
pp.851-856
発行日 2013年7月22日
Published Date 2013/7/22
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細胞質で合成されたミトコンドリアタンパク質は,外膜TOM複合体のゲートをくぐり抜け,最終目的地へと配送される.ところがテイルアンカータンパク質はTOM複合体を介さずに輸送されることが明らかになってきた.組成が異なる脂質膜により緻密に区画化されたオルガネラ間で,ミトコンドリアのテイルアンカータンパク質はどのようにして正確に目的地を探し出し,外膜に挿入されるのだろうか.
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