特集 ステップアップのための骨軟部画像診断-Q&Aアプローチ-
(第8章)脊椎疾患 腰部脊柱管狭窄症のMRI診断における報告のポイントを教えてください
藤本 肇
1
1沼津市立病院 放射線科
キーワード:
MRI
,
脊柱管狭窄
,
馬尾
,
腰椎
Keyword:
Cauda Equina
,
Lumbar Vertebrae
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Spinal Stenosis
pp.s210-s213
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398884
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1. 腰部脊柱管狭窄症は臨床的な症候群で,実は明確な定義は確立されていない.
2. T2強調横断像で,硬膜嚢の面積が正常と推測される領域の概ね1/3以下に狭窄しているか,あるいは馬尾周囲の脳脊髄液が不明瞭化して馬尾が“単一の束”としてみえていれば,中心管に重度の狭窄ありと診断できる.
3. 外側陥凹狭窄や椎間孔狭窄の確実な診断は困難である.
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