特集 ステップアップのための骨軟部画像診断-Q&Aアプローチ-
(第4章)代謝・内分泌疾患 骨軟化症とくる病の臨床症状と画像所見を教えてください
稲岡 努
1
,
寺田 一志
1東邦大学医療センター佐倉病院 放射線科
キーワード:
X線診断
,
くる病
,
骨折-自然
,
骨軟化症
,
MRI
Keyword:
Fractures, Spontaneous
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Osteomalacia
,
Radiography
,
Rickets
pp.s100-s102
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398859
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1. 骨軟化症は骨端線が閉じた後(成人),くる病は骨端線が閉じる前(小児)に発生した骨基質の石灰化障害である.
2. 骨軟化症では骨痛,筋痛・筋力低下などが主症状で,全身に骨密度の低下がみられる.病的骨折,偽骨折を認め,肩甲骨,肋骨,骨盤骨,大腿骨,脛骨などに両側対称性にみられる.
3. くる病では成長障害や長管骨の彎曲,さらに骨端部での骨形成障害を認める.
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