特集 ステップアップのための骨軟部画像診断-Q&Aアプローチ-
(第4章)代謝・内分泌疾患 副甲状腺機能亢進症の画像所見を教えてください
名嘉山 哲雄
1
1きつこう会多根総合病院 放射線診断科
キーワード:
X線診断
,
骨吸収
,
副甲状腺機能亢進症
,
X線CT
,
SPECT
,
Technetium Tc 99m Sestamibi
,
マルチモーダルイメージング
,
褐色腫
,
中節骨
Keyword:
Bone Resorption
,
Hyperparathyroidism
,
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Tomography, Emission-Computed, Single-Photon
,
Technetium Tc 99m Sestamibi
,
Multimodal Imaging
pp.s103-s106
発行日 2015年9月10日
Published Date 2015/9/10
DOI https://doi.org/10.15105/J00235.2015398860
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1. 副甲状腺機能亢進症では,骨膜下,皮質内,靱帯付着部直下,軟骨下,骨梁部に骨吸収を認める.骨膜下骨吸収は比較的初期の変化で,最も早期で示指,中指の中節骨の橈骨側に認める.
2. 褐色腫は稀な病変である.下顎骨,骨盤骨,肋骨,鎖骨に好発する.軟骨下骨吸収の存在と多発する地図状の骨吸収が特異的とされる.MR 所見は非特異的で,腫瘍内の出血を反映するヘモジデリン沈着をみる場合がある.
3.
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